こんな風にお日様にたっぷり当てて乾かしたい・・・。でも、私たちの毎日の洗濯はなかなかこのようにはいきませんよね。

皆さんは、部屋干しを上手に取り入れていますか？

雨だから仕方なく、引っかけられる所を探して乾くまで放置・・・という後ろ向きな部屋干しでは、匂いや乾きづらさの悩みから解放されません。部屋干しも前向きに取り組めば、時間や天気に左右されず、干すのも取りこむのも自分の都合でできる点や、これからの時期特に心配な花粉や黄砂などの付着がないこと、乾燥する時期は部屋の加湿になることなど、メリットもあるんです。

今回は部屋干し上手になるコツをご紹介します。

快適な部屋干しは、まず清潔な洗濯機から！

いやな匂いは、洗濯物に残った菌が増殖して起こります。洗濯機が汚れていたら、せっかく洗った洗濯物に菌が移ってしまいます。市販の洗濯槽クリーナーなどを使って、まずは洗濯機を清潔に保ちましょう。

洗濯物の菌と水分を極力残さない！

除菌と脱水の徹底が、快適な部屋干しへの近道です。

除菌効果のある洗剤を使ったり、つけ置きをするなどのひと手間を加えたりすることで、洗濯物自体の菌の量を減らせます。
次に、乾くまでの時間を短くする工夫です。脱水を普段より1回多くすることで水分量を減らせます。また、干す前にアイロンをかけるのもおススメです。手間はかかりますが、水分を蒸発させると同時に洗い皺も取れるので、乾いた後の処理は楽になります。アイロン台が濡れてしまっても、最後にアイロン台にもアイロンをかけておくとすぐ乾きます。アイロン台の上にバスタオルを敷いてアイロンがけをしてもいいですね。

脱水、アイロンがけのいずれも、衣類の表示を確認の上、デリケートな生地のものには注意してくださいね。

風と湿度をコントロール！

空気が溜まりやすい部屋の隅よりは、空気が動く部屋の中央部分に干しましょう。サーキュレーターや扇風機で空気を動かし、換気扇を使って湿気を外に出しましょう。

湿気は下に溜まるため、高い所に干す方が早く乾きます。また洗濯物の下に軽く丸めた新聞紙を置いておくと、水分を吸ってくれるのでおススメです。濡れた靴を早く乾かしたい時にも、靴の中に新聞紙をぎゅうぎゅうに詰めて、数時間おきに新しい新聞紙と交換すれば、驚くほど速く乾きますよ。

冬の雨の日の部屋干しは、乾きづらい条件が揃ってしまうので、エアコンや衣類乾燥除湿機などを上手に取り入れましょう。

コインランドリーも活用！

シーツなどの大きいものを洗いたいのに外に干せない時は、近年どんどん増えているコインランドリーを利用するのもおすすめです。

こたつ布団や毛布なども1～2時間ほどで洗濯から乾燥まで仕上げてくれるので、うっかり汚してしまった時や部屋の模様替えの時にもとても便利ですよ。

毎日溜まる洗濯物。天気や時間に振り回されず、少しでも気持ちよく片付けられるといいですね。