グルメのガイドブックとして世界中の人々に支持されているミシュランガイドから、「広島・愛媛2018特別版」が4月16日に発売されたことはご存知ですか？今回は新居浜市内の5つのお店が、「ミシュランプレート」として掲載されています。「ミシュランプレート」とは、今まで「調査員おススメのお料理」と呼ばれていた「ミシュランガイドの基準を満たしたお料理」を提供するお店のために4月12日から新しくつけられた名称です。では、新居浜市内の新しい「ミシュランプレート」をご紹介します。

「日本料理　佐々木」
　京都祇園で修行を積んだオーナーが、地元の新鮮素材とそれを活かす技法にこだわったお料理でもてなしてくれます。季節に合わせ、その時期に一番おいしく食べることのできる旬の食材を厳選。例えば9月は新居浜の祝い事に欠かせない鰆が旬です。秋の鰆は脂の乗りが格別だとか。そして新鮮な素材の良さを余すところなく引き出す技法は、10年間京都で磨かれた腕によるもの。料理を引き立てる季節感あふれる器と盛り付けで、器の中をまるで一つのアートに仕上げ、目でも楽しませてくれます。日本家屋を改装した店舗は落ち着いた空間で、ゆったりと本格京料理を楽しむことができます。

器や盛り付けにもこだわったお料理はひとつの作品です

◆店舗情報
住所：新居浜市宇高町4丁目2-30
TEL：0897-33-4335
来店時間：【昼】12:00～13:00　【夜】18:00～19:30
※完全予約制
定休日：不定休

「萩の茶屋（はぎのちゃや）」
　創業43年、老舗そば屋の2代目店主は、幼い頃からそば屋を継ぐと決意し、関東や信州の名店で修業を重ねたそば職人です。その職人が選んだそば粉は、知る人ぞ知るそば作り名人が、信州八ヶ岳の山麓で畑にまでこだわって栽培した良質なそばを丁寧に石臼挽きしたものを使用しています。細めのそばですが、豊かなそばの香りとしっかりしたコシが絶妙です。また、薩摩3年物の磨き節に北海道利尻昆布をあわせただしを使ったつけ汁もこだわりのひとつ。お手頃な価格でありながらそば好きを唸らせる一品、まずは名物「もりそば」で素材そのものの味を堪能することをおすすめします。

そばの次に有名な店内から見える庭園は、全国から庭師が見学に来るほどのすばらしさ

◆店舗情報
住所：新居浜市繁本町7-8
TEL：0897-37-0177
営業時間：【火～日・祝・祝前】11:00～17:00
定休日：月曜日

「うどん茶屋 志道」
　志道の麺はいろいろな品種の小麦粉の長所を生かしてブレンドされた粉を丁寧に何度もこねて伸ばしているので、外はモチモチ、芯は弾力がある麺です。それを引き立てるだしは、うま味成分が多く含まれている本鰹節を使ってしっかりとコクのある味になっています。「体にも心にもやさしい食事」に徹底的にこだわり、無添加の材料を使用しているのでお子さまが食べても安心です。更に、未就学児には「子どもうどん」のサービスがあります。親が子供に取り分けて食べさせ、後から冷めたうどんを食べるのではなく、家族みんなで同時においしくうどんを食べてもらいたいという心遣いがうれしいお店です。

まずはうどんの味をダイレクトに楽しめるぶっかけがおすすめ

◆店舗情報
住所：新居浜市桜木町3-36
TEL：0897-47-7538
営業時間：11:00～21:30
定休日：水曜日（お盆・年末年始は変更あり）

「らぅ麺純」
　濃厚豚骨魚介つけ麺が評判の行列ができるラーメン店です。豚骨スープに大量の煮干し・昆布・シイタケ・かつお節でとった魚介スープをブレンドしたダブルスープで、濃厚な見た目に反して食べてみるとあっさりにも感じるスープが、モチモチ食感の平打麺によくからんでやみつきに。つけ麺には、つけ汁にスープを足してくれる「スープ割り」のサービスがあり、最後まで飲み干すことができます。化学調味料は一切使用されておらず、素材本来の味を引き出したスープに辿り着いた店主の並々ならぬ努力とこだわりには頭が下がります。夏が近づく季節になると、杯数限定で冷やしらぅ麺も登場します。

一番人気のつけ麺。自家製の大きくて甘いメンマが味のアクセント

◆店舗情報
住所：新居浜市久保田町2丁目1-43
TEL：0897-47-0338
営業時間：【火～土】11:00～15:00（LO14:50）
　　　　　　　　　　18:00～21:00（LO20:50）　
　　　　　【日・祝】11:00～20:00（LO19:50）
　　　　　　※スープが売切れ次第終了
定休日：月曜日（祝日の場合は営業、翌日休み）

「中国菜房 くどう」
　香港のシェフの元で学んだ本格中国料理を提供する「中国菜房くどう」。「中華料理」ではなく、「中国料理」を自分なりの表現で。ここにオーナーのこだわりがあります。基本をふまえた丁寧な仕事で、地元食材をおいしい中国料理に変身させます。おすすめの「トンポーロー」は皮付きの豚バラ肉を使用し、3時間かけて仕上げるためとてもやわらか。宮廷料理のひとつ「サイパンシェ（鮮魚の卵白炒め）」では丹原町の上質な卵を使用しています。香港の点心師直伝の広東点心もおすすめです。コース料理をご希望の方は前日までのご予約が必要です。

脂身の甘みやトロトロの食感がくせになる東坡肉（トンポーロー）

◆店舗情報
住所：新居浜市徳常町2-8
TEL：0897-47-8158
営業時間：【昼】11:00～14:30（LO13:30）
　　　　　【夜】18:00～21:30（LO20:30）
　　　　　　※土曜日はランチのみ
定休日：日曜日・祝日

どのお店も「こだわり」がキーワードのようです。オーナーが納得いくまでこだわった料理、ぜひ一度足をお運びください。