親子で作れる!夏にぴったりな甘い宝石
最近密かなブームになっている琥珀糖。
鉱石のようにきらきらと輝く美しい見た目が話題となり、透明度を高めたり、色や形、フルーツを入れたりなど様々なアレンジの作品が
注目されています。
琥珀糖の歴史は江戸時代にさかのぼります。 寒天と水飴や砂糖などを煮詰め、冷やし固めた和菓子は金玉糖(きんぎょくとう)や錦玉羹(きんぎょくかん)と呼ばれ、 また当時はくちなしの実で寒天を黄色に着色していたことから、琥珀菓子とも呼ばれていました。 ところで、砂糖を寒天で固めたようなお菓子と言えばフルーツの味や多彩な色をした昔懐かしいゼリー菓子を想像されるかもしれません。 その違いは材料にあり、ゼラチンを使用したゼリー菓子に比べ寒天を使用する琥珀糖はしゃりしゃりとした食感になります。 ということで、琥珀糖を作りたい時にはゼラチンではなく寒天を購入しましょう。 ◆作り方 【材料】 ・上白糖…300g ・水…200cc ・粉寒天…4g ・色付け用の食紅(かき氷シロップ・ジュースも可) 【用意するもの】 ・バット(シリコン型でも可) ・他にはクッキングシートや手袋、食紅を溶かすときのカップなどがあると便利です。 【作り方】 ・食紅を使用する場合は先に少量の水で溶きます。 ・かき氷シップを使用する場合は小さじ1~2を用意します。 1.上白糖と水、粉寒天を鍋に入れ、ぶくぶくと泡が出るまで中火にかけます。 2.沸騰したらかき混ぜながら、とろっとした粘りが出るまで煮詰めます。 ※沸騰するまでに混ぜすぎるととろみがつきにくくなってしまいます。 3.バットに移し、食紅やシロップで色を付けます。 4.冷蔵庫で1~2時間ほど冷し固め、バットから出して形を切り取り、並べます。 包丁で切るとタイルのような直線が、手でちぎると鉱石のような自然なギザギザが 作りやすいです。 5.常温で4-7日間、風通しの良いところで乾燥させます。 フードカバーやザルで覆うとほこり避けになります。 糸寒天や純度の高いグラニュー糖を使用するなど、材料にこだわると琥珀糖の透明度を上げることができます。 海や山、川など自然と触れ合うことが多い夏の季節。 カラフルな思い出を表現するのにぴったりな琥珀糖で、子どもさんと一緒に“色の実験”を楽しむのもいいですね。 氷のような涼やかな色が特徴的な菓子ではありますが、温かい飲み物とも相性抜群。 ほっと一息つく時のお供としていかがでしょうか。