夏に向けて、食欲を減退させない色使い
いよいよ夏も本番が近づいています。
とはいえ厳しい日差しや外気と冷房の温度差、季節の変わり目に体が慣れず、本格的な暑さが始まる前からさっそく夏バテ気味という方もいらっしゃるかもしれません。夏バテの主な原因は単なる暑さだけではなく、冷房や睡眠不足からくる自律神経の乱れや、水分・ミネラル不足、食欲減退による栄養不足などがあげられます。
食事や生活習慣を見直し、夏に向けて免疫力や心のバランスを整えたいところです。
今回のテーマは「夏に食欲を減退させない色使い」です。気構えず、視覚から元気になる「色の力」で生活を楽しみながら、夏バテを防ぐためにできることを紹介します。
◇ 夏野菜のフードカラーで元気になる 夏野菜に多い暖色系の赤やオレンジ、黄色などの色鮮やかな料理は食欲を増進させる効果があると言われています。さらに暖色系の食材には緑のシソやカイワレなど、補色の関係にある食材を組み合わせると料理が引き立ち美味しく見えます。 元より野菜の持つ色自体に栄養成分が深く関わっており、特に旬の野菜には栄養素が豊富に含まれているので見た目の美味しさはもちろん、体をしっかり元気にしてくれます。
◇ 食卓のイメチェンで素敵に演出 食卓周りの色使いなどの食空間は「食事の満足度に影響を与える割合が高い」と言われており、同じ料理でも食器の色や大きさが変わることで印象が変わります。 和洋中を選ばない白や青、料理を引き立たせる黒・グレーなどの暗色、アクセントには黄色や緑色の器を。木製や陶器・ガラスなどの素材の組み合わせも素敵な食卓を作るポイントです。 日ごろの料理のレパートリーを大きく変えようとしなくても、カフェを楽しむ気分でランチョンマットや食器をいつもと少し変えてみるだけで気分転換ができます。 いつもと違う食器を選んでみたり、視覚的に食卓をおしゃれにしてみるのはいかがでしょうか。
◇ トロピカルフラワーを飾る
生活に彩りを与えてくれる花ですが、夏にはトロピカルフラワーがおすすめです。
南国生まれの花は暑くてももちが良く、インパクトが強いため一輪でも存在感があり、周囲をぱっと明るくしてくれます。
デンファレやアンスリウム、ストレリチアなど、あまり聞き覚えのない名前でもお花屋さんなどで見かけたことがあるかもしれません。
今年の夏はどう過ごされますか?
残暑が厳しい年と予想されているようですが、夏バテに打ち勝って良い思い出を作りたいですね。