紅葉が色づく季節になりましたね。
夏場に青々と茂っていた枝葉も、赤や橙・黄色の鮮やかな色に染まり、地面には秋色の絨毯が敷き詰められています。
散ってもなお美しい植物の彩りを楽しめるのは、この季節だけの特権かもしれません。
今回は、お子様だけでなく大人の方にもおすすめな落ち葉あそびをご紹介します。

【子どもにおすすめな落ち葉あそび】

・葉っぱのかくれんぼ
　大きさの異なる落ち葉を集め、上から交互に重ねていく遊びです。
　遊び方は色々です。例えば、下の葉っぱが隠れるように出す順番を工夫することで考える力が身につきます。
　大きさだけでなく、グラデーションになるように色を重ねていくのもおすすめです。

・落ち葉のフロッタージュ
　フロッタージュとは、凹凸のあるものの上に薄い紙（コピー紙や半紙など）を敷き、鉛筆やクレヨンなどの描画材で擦ることで形を写しとる技法です。
　落ち葉と同じ色の色鉛筆で形を写しとったり、複数枚重ねた葉の上から擦ったりすると、新たな形が見えてくるかもしれません。

・落ち葉で絵作り
　穴が空いた落ち葉や何かの形に見える落ち葉を組み合わせて絵を作ってみましょう。
　くしゃくしゃにやぶった落ち葉を、糊やボンドを塗った紙に散らして砂絵アートのようにするとさらに雰囲気が変わりますね。

【大人におすすめな落ち葉あそび】

・はっぱのガーランド

　（ここでのガーランドは造花や旗などのオーナメントを紐などで繋いで吊るすインテリア雑貨のことを指します）
　お気に入りの落ち葉を集め、葉柄（葉と茎を繋ぐ部分）を麻紐やリボンで等間隔に繋いでいきます。葉柄の取れた葉なら、パンチで穴を空けたりウッドクリップなどで挟んだりすると、簡単に繋げられますよ。

・秋色ハーバリウム
　数年前から話題に上がっているハーバリウムを、落ち葉でアレンジしてみませんか？
　季節の花と一緒に落ち葉を入れ、小枝や木の実、ウッドビーズや綿花を飾ることで瓶の中にあなただけの秋を閉じ込めましょう。

・落ち葉の栞
　押し葉で作る栞なんていかがでしょうか。
　落ち葉は生花と同様、そのままにしておくと水分が抜けて形が崩れやすくなってしまいます。新聞紙や紙束などに葉を挟み、上から重しを乗せて平面乾燥させて押し葉にしましょう。出来上がった押し葉をラミネート加工すれば、素敵な栞の完成です。



散歩やお買い物の途中で出会える、今だけの宝物。
ぜひ、小さな秋を楽しんでみてくださいね。