もう一度確認しよう!耐震対策
1月1日の穏やかな元旦の日を襲った、M7.6の能登半島地震。
多くの犠牲者とそのご家族に心よりお見舞いするとともに、
今なお避難生活を送られている能登半島の皆様の一日も早い復興をご祈念します。
日本に住む私たちは、いつ地震に遭遇するか分かりません。
特に南海トラフ地震は今後30年以内に70~80%の確率で発生すると予想され、愛媛県内では最大震度7、最悪の場合に死者数は1万6,000人、避難者数は43万人以上にのぼるとされています。特に今回、能登半島地震では家屋や家具の倒壊によって亡くなられたり、負傷された方が多く出ました。そこで今回は手軽にできる転倒防止対策をご紹介します。
●突っ張り棒(耐震ポール) @数千円程度
家具や本棚などは、本来であればアンカーボルトなどを打って壁としっかり固定すれば安心ですが、専用の器具や壁の穴をあける必要があります。そんな際に便利なのが突っ張り棒です。家具と天井の間に突っ張ることで、家具が揺れて転倒するのを防ぎます。地震対策に有効なため現在では耐震ポールと呼ばれたり、インテリア性を重視した商品もあります。
●転倒防止器具(上部) @数千円程度
「突っ張り棒は見た目がどうも?」という方は、家具と壁の間の上部部分に転倒防止器具を設置する方法もあります。壁に穴を空けず、家具や壁と器具を特殊な接着剤などで固定し、壁に穴をあけない商品も存在。発砲スチロール製のダンパーによって揺れを吸収する機能がある商品もあります。
●本棚落下防止テープ @千円程度
本棚の棚にテープを貼るだけで、揺れの際に本が床に落ちてくるのを防ぐ滑り止めテープです。高齢者の方でも簡単に貼ることができます。
●転倒防止プレート(下部)@数百円~千円程度
家具の上部を突っ張り棒や転倒防止器具で固定するとともに、床と接する家具の下部もサポートしたいところです。その際便利なのが転倒防止プレート。家具の下にプレートを挟み込み、傾きをつけることで転倒を防ぐタイプのものや、ジェルタイプのもので振動を吸収するタイプのものなどがあります。転倒防止プレートは100均でも気軽に購入することができます。
<100均で揃える避難用グッズ>
今回は、主に転倒防止グッズをご紹介しましたが、「もしも」の時の避難用グッズも大切なアイテム。例えば下記のようなグッズをお近くの100均でも揃えることができます。
・携帯用トイレ
・災害用ライト(ランタン)
・水のう袋(土のうの替わり)
・感染対策グッズ(マスク、アルコール除菌ジェル、ビニール手袋など)
・除菌シート
・マウスウォッシュ
・お湯のいらないシャンプー
・歯磨きセット
・トイレットペーパー、ポケットティッシュ など
●新耐震基準前の建物にお住まいの方は検査を
1981年6月1日に施行されたのが新耐震基準です。新耐震基準では、震度6強~7程度の揺れでも家屋が倒壊・崩壊しないことを基準としています。もし、これ以前の建物にお住まいの方は、耐震診断を受けることをおすすめします。
愛媛県の各市町では、耐震診断とそれに伴う修繕のための補助制度がありますので、一度、各役所の担当窓口にご相談されてはいかがでしょうか?
愛媛県木造住宅の支援制度ページ(愛媛県庁ホームページ)
●日々、進化を続けるメーカーの技術
ホービス新居浜に出展しているメーカー各社では、耐震・制震・免震の観点から基礎や構造、制震バンパーなど様々な技術を開発。最高ランクである耐震等級3を取得しています。耐震等級1が阪神・淡路大震災相当の地震でも倒壊しない程度で耐震等級3はその1.5倍の耐震性を誇り、消防署や警察署など災害復興拠点の建物と同等水準です。
各メーカーの営業担当から、耐震技術に関して詳しくご説明いたしますので、是非、ホービス新居浜にご訪問ください。
ホービス新居浜事前予約ページ