芽吹きの季節。キッチンでできるカンタン豆苗栽培
日毎に春めいて、暖かくなってきましたね。 部屋に入ってくる日の光も明るさを増しています。 この時期、緑を育ててみたい気分になりませんか? とはいえ、家庭菜園は場所などの制限はもちろん、いざ始めるにしても土や肥料から考えないといけないし、収穫まで時間がかかりそうなので、ハードルが高いものです。 そこでオススメするのが、キッチンでの豆苗の水耕栽培です。 ところで豆苗は、スーパーマーケットで簡単に手に入るおなじみの野菜ですが、どういうものかご存知ですか? 読んで字のごとく、豆の苗。えんどう豆から芽を出した葉と茎なんです。ビタミンK、ビタミンA、葉酸、ビタミンCなど、疲れの出やすい春に取りたい栄養素が多く含まれています。 普段出回っているのは、水耕栽培のものがほとんどなので、値段の変動が少なくて家計にとってもありがたい食材です。 ただでさえ家計の味方の豆苗ですが、私はいつも、根元ギリギリより少し上の芽の上でカットして使用し、根の部分を水を張ったバットに入れて、もう一度育てています。この時、水の高さは根の部分までにするのがポイント。豆の部分まで水に浸ると腐りやすくなるのでご注意を。 10日ほどで、背丈20㎝ほどに成長し、美味しく食べられます。この手軽さと収穫までの早さは嬉しい限り。 日光が入る窓に向かって茎が伸びる姿も見られるから、理科の実験みたいで楽しいですね。 毎日1回(夏場は2回)は水を換えるのを忘れずに!我が家はキッチンカウンターで育てているので、水換えも手間いらず。ちょっと緑のものが欲しいときには、キッチンバサミで収穫して、すきな分だけ使えて便利です。 ただ、生でも美味しく食べられる豆苗ですが。ご家庭で育てた場合は、しっかり衛生管理された工場とは違う環境なので、よく洗って、できれば火を通して食べる方が安心なようです。 3枚目の画像は、「豆苗としらすの炒めもの」です。さっとゆでた豆苗をざく切りにし、ごま油でしらすと一緒に炒め、鶏がらスープの素とごまで味付けました。 目にも鮮やかで、家計も助かる豆苗のキッチン栽培、オススメです。
季節に関係なく育てられるものですが、毎日緑が少しずつ育つ様子が見られて、春の気分にぴったり。