みなさんは「つづら淵」をご存知でしょうか？

新居浜市は若水町にある市の指定史跡で、平成の名水百選にも選ばれた湧水スポットです。

神竜が棲むとも言われており、毎年1月7日の早朝にはその年の年男・年女が霊泉の水を汲む「若水くみ」が行われます。

若水町と呼ばれるようになった所以でもあり、地域の人々と密接な繋がりのある水です。

さて、2022年9月にオープンしたばかりの「豆柴豆腐」は、そんなつづら淵の水をたっぷり使った豆腐の製造・販売をしている豆腐専門店です。

材料には極大粒の国産大豆ミヤギシロメや天然の苦汁（にがり）が使われており、豆腐の中にこだわりが凝縮されています。

一口食べればそのおいしさに驚くはず。大豆本来の甘みや滑らかな舌触りは、いつも食べている豆腐とまったく違うことに気付きます。

それもそのはず。この豆柴豆腐は、豆腐を作る機械を作るメーカー「株式会社アール」から誕生した豆腐専門店なのです。

■豆腐ができるまで
豆腐は豆乳とにがりを混ぜ合わせることで凝固します。
手作りの場合は出来たての熱い豆乳ににがりを混ぜます。凝固速度が速いので素材そのままのおいしさを味わえますが、その速さから均一な品質の豆腐をたくさん作ることが難しくなります。
工場生産の場合は①冷ました豆乳とにがりを混ぜる製法と②豆乳と乳化にがり（人工の凝固剤）を混ぜる製法があります。こちらは凝固速度が遅くなるので、品質の整った豆腐を大量に作ることが出来ます。

■豆柴豆腐だけの「瞬間凝固製法」
豆柴豆腐ではどちらの製法も行っておらず、独自の「瞬間凝固製法」で豆腐を作っています。
出来たての熱い豆乳に天然のにがりを噴射する製法で、凝固時間は驚きの約1.2秒。
瞬間的に凝固させることで豆乳のおいしさそのまま、手作り豆腐のような、素材のうまみが長続きする豆腐が生産されるのです。
豆腐を知り尽くした豆腐のプロフェッショナルだからこそ実現できた豆腐がここにあります。

■おいしい豆腐たち
豆柴豆腐にはベーシックな豆腐のほか、チューブパウチに入った飲む豆腐、まるで飲むサプリのような高濃度豆乳、とろける食感が癖になる生豆腐メルティが取り揃えられています。
そのまま食べても調理してもおいしく、また高タンパク＋低カロリーなので日々の栄養チャージや赤ちゃんのはじめての離乳食にもおすすめです。女性に嬉しい大豆イソフラボンもたっぷりです。

店内には豆腐の製造過程を見学できるよう、工場スペースが併設されています。
また、敷地内にはつづら淵の水を汲める取水場もあるのでお買い物あとものんびりと過ごすことができます。

豆柴豆腐

　
住所：愛媛県新居浜市若水町2-5-17
TEL：0897-35-0048
HP：https://mameshibatofu.com/
Instagram：@mameshiba_tofu
Facebook：https://www.facebook.com/mameshibatofu/
営業時間：10:00～15:00
定休日：日曜日・祝日
（敷地の外には豆腐の自販機があるので営業時間外はそちらでお買い求めください）