安心な住まいのために、重要視される構造躯

皆さんは住まいに何を求められますか？

洗練された外観、お気に入りの家具が配置された内装、使いやすい間取り…など、多くの人にとって一生に一度の買い物である住まいに求めるニーズは尽きません。

最近では「100年住宅」や「200年住宅」といったキーワードも聞かれ、今、建てた住まいが孫やその次の世代にまで引き継がれる可能性もあります。

まず、長く暮らせる住まいのために、大切なのは構造躯体です。
構造躯体とは基礎や柱、筋かいなどの骨組みにあたる部分です。 住宅の耐震性を高め、劣化を防ぐために重要な役割を果たします。 100年住宅をうたう国土交通省が推進する「長期優良住宅」は耐震等級「2」（阪神大震災の揺れの1.25倍に耐えうる住宅）を認定基準としていますが、ホービス新居浜に展示されている住宅の全てが最高等級「3」（同1.5倍）です。

木造派？鉄骨派？それぞれのメリットを知ろう

構造躯体は木造と鉄骨造があります。
木造は吸水性や吸湿性に優れ、四季を通じて湿度の変化が大きい日本住宅では古くから用いられている構造です。 間取りなどの自由度が高く、リフォームがしやすいのも特長です。 また、フィトンチッドと呼ばれる木材が持つ癒やしの効果を感じられます。
一方、鉄骨造は防火性に優れ、柱自体の強度が高く、大空間がつくりやすいなどの魅力があります。 また、気密性が高いため冷暖房が効きやすく、部材は工場で製造されることが多いため、短納期で安定した品質を保てるメリットがあります。ただ、最近では木造でも大開口の間取りを実現したり、鉄骨造でも最新の設備機器で湿度の変化を抑えたりと工夫が凝らされています。

たゆまぬ研究が実現した最先端のテクノロジー

まるで、賢い家電のように多彩なテクノロジーが連動し高い性能を誇るのも最新の住まいの特長です。 断熱性が高い住まいは壁などからの熱の出入りを抑え、気密性が高い住まいは外気の出入りを抑えます。 その結果、夏涼しく、冬温かい時間を過ごすことができます。
また、冷暖房などの電力消費を抑え、太陽光発電や蓄電池などとの相乗効果でエネルギー収支ゼロ（ZEH）を実現します。 こうした断熱性・気密性の向上は床暖房システムなどとともに、部屋の中の温度変化を抑えヒートショックを防ぐなど、健康促進にもつながります。
さらに、吸気・排気を24時間制御する機械換気システムは、美しい空気環境を実現し、一歩、住まいに足を踏み入れると爽やかな心地良さを感じることができるでしょう。

高い資産価値と安心の保証

大手メーカーでは長く住み続けられる安心感を「保証」というかたちで提供しています。
新築住宅では法律で瑕疵担保責任が10年保証されていますが、メーカーによっては新築時点で長期保証を設けたり、定期点検をし必要な修繕をしたうえで延長保証を設けたりしています。 長い人生、もしかしたら、新たな住まいの形態を模索することがあるかもしれません。
その時でも、強靭な構造躯体や高い性能、安心の保証など、さまざまなメリットのある大手メーカーの住まいは中古住宅市場において好条件で取引されるケースが多く、各社ではさらなる適性価格での流通を促すためにスムストック（※1）に取り組んでいます。

※1 スムストックとは ・・・ 大手ハウスメーカー10社グループが協力して、「優良ストック住宅推進協議会」を設立。10社の構造躯体を持つ住宅で、50年以上のメンテナンスプログラムや住宅履歴を保有する住宅を土地とは切り離して適性価格で算出し、流通を促す取り組みです。