添える、映える、カッティングボード
食卓をおしゃれに見せるアイテムの一つ、カッティングボード。
一見、まな板のように見えますが、キッチンツールであると同時にテーブルウェアとしても活躍するカッティングボードは、今やSNS映えするアイテムのひとつとも言われています。
パンやスイーツを盛り付けたり、グラタン皿をのせたりと使用方法に決まりはありません。
もちろん名前のとおり、まな板として使用される方も多く見られます。
アイテムそのものの便利さやおしゃれ度の高さから、最近では結婚式の引き出物や新居祝いのプレゼントにも選ばれているようです。
また、カッティングボードの大半は木製のものが多いのですが、まな板よりもコンパクトで傷がつきにくいことからキャンプなどのアウトドアシーンでも活躍しています。
さて、そんな使い勝手のいいカッティングボードですが、「持っているけど使ってない、使いこなせていない」という声を聞くこともあります。
使い勝手が自由すぎて逆に難しく感じる方もいらっしゃるようですので、これを機にぜひ日常の生活の中にカッティングボードを取り入れてみましょう。
(なお、ここでは木製のカッティングボードについてご紹介していきます)
■和洋中どれでもOKなテーブルウェア
木製で無地のカッティングボードは国籍を問わず様々な料理を盛り付けるのに最適です。
ソースなど汁気のあるものは小さな容器を一緒に乗せると使いやすくなります。
焼き魚と薬味、揚げ物と付け合わせ、餃子と香味タレの容器など、まずは一品盛りからスタートしてみましょう。
■片付けも便利な「ワンプレート」使い
トーストとカップサラダをのせた朝食プレートや、おにぎりとおかず、味噌汁のお椀をのせた夕飯プレートはいかがでしょう。
グラスからソースやフルーツが溢れるくらい乗ったスイーツもカッティングボードの上なら安心。
ワンプレートなら洗うのも便利です。
■トレイ(お盆)とお皿の一体型おもてなし
カットフルーツや小さな焼き菓子などをたくさん並べ、好きなものをピック(楊枝)でつまんでもらう「おもてなしプレート」はお客さんに喜んでもらえること間違いなし。
個包装のお菓子などを順番に飾って選ぶ楽しみを作るのもおすすめです。
プレートは使い慣れてくると光沢がなくなったり、傷が付くこともありますが、簡単なメンテナンスを行なえば長く使うことも可能です。 傷や染みがついた場合は紙やすり等で表面が滑らかになるまで磨きましょう。 (サラダ油はべたつくので不向きです)
研磨後は洗って乾かし、ご家庭にあるオリーブオイルやエゴマ油、亜麻仁油を垂らしてキッチンペーパーで染み込ませるようにしてコーティングします。
一晩乾燥させると綺麗なカッティングボードの姿に戻ります。木目に沿って立てかけることで木の反りやヒビを防ぎます。 また、コーティング前に濃いめに煮出した紅茶やコーヒーを塗布することで色味を変える「紅茶染め(コーヒー染め)」もおすすめです。 こちらもしっかり乾燥させてからオイルコーティングしましょう。
最後に、木材別の特徴を挙げておきます。
あなたの生活にぴったり寄り添うカッティングボードを、ぜひ見つけて活用してください。