茶香炉で楽しむ和の香り
お茶の葉を焚いてその香りを楽しむ茶香炉(ちゃこうろ)。
ここ数年のおうち暮らしの中でひそかにブームとなっているアロマアイテムのひとつです。
お茶屋さんやリラクゼーションサロンの入口などで、茶香炉を見たことや、お茶の香りをかいだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あの、ふわっと漂う香ばしいお茶の香りを自宅でも楽しめたらいいですよね。
一見準備が大変そうに見えますが、必要なものは茶香炉・茶葉・キャンドルの3つだけ。
すぐに始められる和の癒しを、ぜひ試してみてください。
■茶香炉の使い方 ■茶香炉の種類 ■使用可能な茶葉 ■香りの後のお楽しみ
使い方はとても簡単。
1.専用の容器の上皿に茶葉(大さじ1杯程度)を乗せ、平らにならします。
2.茶香炉の中にキャンドルをセットし、火を灯します。
熱を加えることでほのかに立ち上る香りを楽しみます。
お茶の優しい香りはもちろん、隙間から覗くキャンドルの淡い光にも癒されます。
また、リラックス効果のほか、お茶に含まれるカテキンの効果で空間の消臭・殺菌効果が期待できます。
陶製の和風デザインのものをよく見かけますが、最近では洋風デザインのものやガラス製の茶香炉も増えてきました。
また、加熱方式も種類があり、①熱の伝わりやすいキャンドル(ろうそく)式、②電熱を利用して茶葉を焚く電気式のものがあります。
深い香りを楽しみたい方はキャンドル式を、小さなお子様やペットがいらっしゃる方には電気式をおすすめします。
※上皿にオイルを垂らすタイプのアロマポットでも代用は可能です。
その場合は茶葉が焦げつかないよう、上皿にアルミホイル等を敷いてから茶葉を乗せましょう。
茶香炉に使う茶葉は緑茶が主ですが、玄米茶や紅茶、烏龍茶、ハーブティーなどでも香りを楽しめます。
また、茶葉だけでなく、挽いたコーヒー豆や粉末のスパイスを焚くことも出来ます。お部屋の雰囲気に合わせて香りを変えてみましょう。
※熱が通りやすく焦げつきやすいので、取り扱いにはご注意ください。
茶香炉は香りを楽しむだけでなく、実は茶葉を焙じていただくことができるのです。
上皿に乗せた茶葉を箸などで時々返すように混ぜ合わせ、全体的に茶色になったら自家製ほうじ茶の完成。混ぜる際には茶香炉を倒さないように気を付けましょう。
香りを楽しんだあとはお茶でほっとひと息つけるのがうれしいですね。
※キャンドル式の茶香炉でのみ可能です
好みの茶香炉で好みの香りを。
のんびり過ごしたい休日や就寝前に、あなただけの癒しの時間を作ってみませんか。