「一番最初になくならない」、余ったクレヨンの使い道
保育園や幼稚園、小学校などで余ったクレヨンをみなさんはどうしていますか?
今回は、童謡では歌われることのない余ってしまったクレヨンの使い道として、手作りキャンドルをご紹介します。
一見難しそうな手作りキャンドルですが、実は、チョコレートを溶かして固めるような工程で簡単に作ることが出来ます。
以下に基本の作り方を挙げます。
用意するもの ・鍋(湯煎用) ①クレヨンが溶けやすいようにあらかじめ刻んでおきます。 ※火の取り扱いには十分に注意し、定期的に換気するようにしましょう。 また、基本の作り方に一工夫加えれば、よりオリジナリティあふれる作品が出来ます。 ■色で楽しむ 色を付けたろうを紙コップに流し込んだ後、固まったタイミングで別の色を流し込みます。二色でもかわいいですが、何色も重ねて層にするのもおすすめです。一色目が完全に固まらないタイミングで二色目を流し込んで、グラデーションを楽しむのもいいでしょう。 ■装飾で楽しむ ろうを紙コップに流し込み、白っぽく固まり始めたらすぐに花などをコップの側面に貼り付けていきます。この時、素早く作業するのがコツ。秋らしく、落ち葉や木の枝などを入れて作るのもおすすめです。紙コップではなく、仕上がりをイメージしやすいガラスの空き瓶を容器にして作るのもいいでしょう。 ■形で楽しむ 小さめのタッパーなどにろうを少し流し込んで敷いた後、上からクッキーの型を置き、キャンドルの底を作ります。底となるろうが固まってきたら、次は、型の中にろうを流し込みます。カボチャやオバケの型を使えば、ハロウィンのインテリアにもなります。
・ボウル(ろうそくとクレヨンを溶かす用)
・ろうそく 3号サイズの大きめもの4本程度
・紙コップ 1個
・割り箸 1膳
・余ったクレヨン
・クレヨンを刻むためのカッターナイフなどの道具
・好きな香りのアロマ(香りを付けたい人のみ)
上記、全て100円均一ショップで揃えることができます。
細かくすればするほど溶けやすいです。
②ろうそくをボウルにまるごと入れ、鍋で湯煎します。
弱火で、チョコレートを溶かすようなイメージです。
③ろうそくは溶けると透明の液体状になります。
芯(白いひも)は後で使用するので、取り除いておきましょう。
④刻んだクレヨンを②のボウルに加え、溶かしながら混ぜます。
⑤アロマの香りを付けたい場合は、このタイミングで入れましょう。
(5滴程度~お好みで)
⑥溶かしている間に、先ほど取り除いた芯を割り箸に挟みます。
その際、割り箸を完全に割らずに挟むと上手く固定できます。
右上の写真のように紙コップの上に置いて準備しておきましょう。
こうすることで、ろうが固まるまで芯を持つ必要がなくなります。
⑦溶かしたろうを紙コップに流し込みます。
⑧約1~2時間放置して、ろうが固まったら芯を割り箸から外します。
⑨ハサミで紙コップを解体し、芯の長さを整えて完成です。
※溶けたろうを流しなどに流してしまうと、排水管を詰まらせてしまう恐れがあります。必ずキッチンペーパーなどで吸い取ってから捨てましょう。もしくは、完全に固めた後に剥がして、燃えるゴミとして捨てましょう。
「早く飾り付けしないとろうが固まっちゃうよ」
「ほら見て!色が混ざったよ!」
「茶色のキャンドルはおしゃれだね」
手作りする過程で様々な発見があることでしょう。余ってしまったクレヨンを捨てずに最後まで使うことで、自由な発想やSDGsにも繋がります。また、ゆらゆらと揺れる火をのんびりと眺める時間は大人も癒されるもの。完成した作品をキャンプグッズや防災用品として使用するのも良いでしょう。
芸術の秋、トライしてみてはいかがでしょうか?